1月30日(土)から、3泊4日でニセコに行ってきた。
午前中は幼稚園に行く用事があったため、一旦家に戻り
荷物はすでに送ってあるので、車ではなく電車で羽田に向かった。
無事に13:00の便に乗り込む。
北海道に行くなら、朝早い便で行けば午後も滑れるんだけど
ちょうどこのタイミングの週末しか日程が取れなかったのと
友人グループが一日早く入っているので、少しでも現地で重なるように
ということで、この日の出発になった。
で、前回の戸隠(9月)から旅のお供に持っていっているのが、クレヨンとスケッチパッド。
これが我が家の場合とても役に立つ。
飛行機でじっとしていなければならない時間や、
大人の食事につきあわせるときなど、お絵かきしていれば
静かに過ごせるので非常に助かる。
飛行機大好きだから空港に行くと目はランラン。でも乗ってしまえば見えない。
離陸するまでは他の飛行機が見えたり景色が変わるけど、
雲の上まで高度が上がってしまえば外の景色はつまらない。
すると今まで見た様子を自分から描きたくなるようで
「お絵かきセットく~だ~さい!」となる。
音もたてずに過ごせるので周囲に迷惑がかからないし
何より乗務員のお姉さんも「じょうずね~!」などと
通りすがりに褒めてくれたりするから嬉しそうだ。
やがて2時過ぎ、新千歳に着陸。雪はあるのに気温は異様に暖かい。春のようだ。
バスに乗り込むと、さすがに疲れが出たのかぐっすり眠ってしまった。
両親はビールで乾杯。
途中の休憩でも起きず、目が覚めたのはルスツにつく頃だった。
午後便は人数が少ないため、ルスツの客も同乗していた。
すでに辺りが真っ暗になったのを見て開口一番
「あれ、いつの間にか暗くなったね」
なんとまあ「いつの間にか」なんていうとても微妙な表現を
的確に使っているではないか!
以前の職場で日本語がかなり上手な外国人と何人も仕事をしてきたが、
「いつの間にか」というようなあいまいな(高度な)表現を耳にしたことはない。
う~ん、言語が進化している。
そうこうするうちに、ニセコに到着。
バスの乗客の大半はオーストラリア人。不況の影響で減っているらしいが
やはり多い。みんなヒラフで降りてバスには私たちのみになり、
ニセコでは一番奥のアンヌプリに到着。6時過ぎ。
さっそく温泉に行く。
今年からアンヌプリのホテルには露天風呂ができて、ポイント急上昇だ。
初日は「怖い~」と入らなかったQたろも、次の朝からは「お外のお風呂行こう」
と自分から誘い、嬉々として極寒の外に出て行くようになった。
どうやら雪で遊べるのが楽しいらしい。
雪のかたまりをお風呂のそばに持ってきて、お湯をかけて
消えていくのが楽しくて、何度も何度も同じ事をやっていた。
到着した日は友人達と食事のみ。ナイターに行く元気はもう、ない(笑)
次の朝からスキー。去年もスキー場デビューはしたけど、
プラスチックではないちゃんとしたスキーの板をはくのは初めて。
今回が事実上のスキーデビューである。
去年のスキーの様子は「2009年1月のニセコ」と「2009年2月の戸隠」
スキーの板をはいても、違和感がない様子。
お天気にも恵まれて、とにかく暖かい。1月のニセコが、である。あり得ないよね。
でも、新雪のふかふかで雪は軽く、お天気は晴天。
デビューする日としては最高の条件だった。
これは滑っているわけではなくて、歩いている?
最初はこのように親がかかえて滑っていたのだが・・
抱っこして滑らせると、どうしても体重を大人に預けてしまって
自分でバランスを取ろうとしない。
さらに、抱っこして滑るのは親のほうが参る。足がつりそうにつらい!
14キロかかえてボーゲンはとても重い。
そこで登場したのがこの秘密兵器(?)
犬の散歩のように、リードをつけて滑る!
このリードはそれなりに良かったけど、まだまだ一人で立っていても安定感がないので、
もう少し滑ることに慣れてから活躍しそうかな。
もう一つ良かったのは、両手を私たちとつないで滑るようにすること。
これは、自分でバランスを取ってリフトまで歩いたり、斜面を滑るときも
自分で「雪の上に乗る」感覚がわかるようだった。
最後のほうはこれでかなり滑る経験ができていたと思われる。
残念なことに、二人とも手をつないでいるので証拠写真はない(笑)
午前中は思い切りゲレンデで遊び、午後はホテルの託児に預けた。
お昼寝してもらおうというもくろみだったけど、預かりがQたろ一人しかいなくて
おもちゃもお姉さんも独り占め!
楽しかったようで2日間ともまったく寝なかったそうだ。
もくろみ失敗(笑)
でもとっても機嫌良く託児で過ごしてくれて
おかげで午後は父ちゃんと二人で滑ることができた。
ありがとうね。
ホテル内の託児は3歳以上でないと使えなくて、去年は
2歳児も預かってくれる隣の東山に連れて行ったせいもあると思うけど
号泣だったことを考えると、大人になったなぁ。
すっかり意気投合した先生とロビーでパチリ。
最後はゴンドラも乗った。
春スキーのように暖かかったのは一日だけで、次の日からは冬型になったため
山頂駅ではダイヤモンドダストが見えた。マイナス14度と書いてあった。
手袋の中の指先が冷えて暖まらず、痛かった。これぞ1月のニセコだよね~
まずまずお天気にも恵まれて、初めてのスキー、よく頑張りました。
山頂駅にて。