水曜日、お迎えに行った時のこと。外遊びよりは室内で制作やお絵かきに
取り組む時間が多いQたろ。毎日のようにその日の作品が
ロッカーに入れられていて、家にもって帰ってくる。
したがって、家にはワンサカQたろ画伯の作品が積まれている。
今日はいつもと違って、色のついた画用紙に絵が貼ってある。
しかも取っ手のリボンも付いていてとても立派な仕上がり。
「素敵な作品だね~」と、片付けをしながらQたろと話していると
先生がやってきて、経緯を説明してくれた。
いつものように、電車の絵を描いていたQたろ。だいたい仕上がったところで
お友達が何を思ったか、Qたろの描いた絵に手を伸ばし、ぐちゃぐちゃっと
しわくちゃにしちゃったらしい。
ショックを受けたQたろ、もうこんなのいらない!もう、やだ!と
絵を床に投げつけた。
そこですかさず先生がフォローに入ってくれた。
くしゃくしゃになった紙は元に戻せるかもしれないから
やってみよう!と声をかけてくれた。
台紙になる色画用紙を選ばせ、取っ手になるリボンを選ばせて、
台紙の上に、絵を貼ってみた。
のりで貼ったら、絵のシワはのび、Qたろの怒りも静まった。
すると開口一番「東急線のロゴマーク描いて!」
そんなの知らない先生。事務室に行って Web で東急ロゴマークを
検索し、印刷してもらって、それを見ながらロゴマークを
描いてくれたのだ。
なんてきめ細かい保育でしょう。
家に帰るときに、「今度もし嫌なことがあったら、悲しいとか、悔しいとか、
先生に気持ちを話したらどうかな?」と言うと、
「え?絵にあたると絵がかわいそうだから?」と
少し考えているようだった。
良かったね先生が良く見ていてくれて。
ちなみにこの絵は、東急東横線の古い車両で愛称「アオガエル」
いつまでか分からないけど渋谷のハチ公広場に展示されている。
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