チャドクガ恐るべし

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先週の土曜日の午後、体操教室の振替で土曜日のクラスに
お父さんが連れて行ってくれた。

私はその間に美容院へ。2ヶ月ぶりのカット。
5時頃終わって家に戻ると、まもなく二人帰ってきた。
教室の近くの公園で遊んできたという。
3時に終わってからこの時間までだとずいぶんゆっくりコースだ。

私もだいたい毎回公園で遊んで帰ってくるけど
せいぜい15分。長くても30分。
平日は幼稚園ですでに疲れているところに
体操教室だから、もう十分に体力は使っている。
それとこの季節は蚊がいるから長居したくないのもある。

案の定、蚊に刺されてかゆいから薬局に寄って来たと
プチウナを買ったらしく、首のあたりに塗っていた。

しかしそれは、蚊ではなかった。
あの、恐ろしいチャドクガ(茶毒蛾)だったのだ。

日曜日の朝起きると、二人とも赤い発疹がいっぱい出ていた。
特にQたろは、首周りや肩のあたりにかけて
びっしりと赤く細かい発疹が浮き出して、肌が綺麗で白いからまた
目立つこと。痛々しい。

「うわっ、これチャドクガじゃない?」

2年前の春にも一度同じ症状が出て、小児科で
「チャドクガ」と診断されたことがある。

チャドクガは、椿や山茶花などに寄生して、幼虫から成虫まで
生涯を通じて毒毛針を持っている。うっかり近づいて脅かすと
何万本という毒針を飛ばすのだそうだ。
それが皮膚に刺さって被害に遭うことになる。

聞けば公園の植え込みの中に入って遊んでいたというではないか・・・
いつも禁止している行為なのにおいおい。
それが直接の原因だったかどうか不明だけど、とにかくその公園にしか
行っていないから、場所はそこなのだろう。
しかし痒そう。

日曜日なので休日診療で診てもらう。
やはりチャドクガだろうということで、塗り薬と飲み薬を処方してもらった。
しかしあまり効き目がない。休日診療はあくまで軽い対処のみなので
専門医に受診するのが基本。前回も休日診療の内科の先生が
発疹を見て「水疱瘡」と診断された経緯がある。次の日小児科に行くと
チャドクガと診断されて、強めの薬を処方してもらった。

次の日皮膚科を受診した。2年前にかかりつけだったその小児科は
廃業してしまったから。やはり塗り薬はステロイドが入ったものが
処方される。前の薬はアセモなどに有効だから取っておきなさいとのこと。
かゆみ止めの飲み薬も強めのをもらった。

これで、Qたろは次の日の朝(火曜日)にはかなり赤みが落ち着いた。
水曜日になるとほぼ炎症は消え、木曜日はほとんど分からないくらいに
治癒した。良かった~

しかし大変なのはお父さんである。
会社近くの皮膚科で処方してもらった薬を塗っているのだが
かゆみを長く引きずり、今もアレルギー性の発疹が増えているらしい。
大人のほうが時間がかかるのかしら。
あまり長く薬は使わないほうがいいんだけど。

それにしても恐ろしい害虫がいたものだ。
椿や山茶花なんて庭木に良く使われるから、もっと聞きそうなものなのに
子供が被害に遭うまで知らなかった。
普通の公園にいるってことは、気をつけようが無いのかもしれない。
とりあえずその公園はしばらく行かないことにしよう。

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このページは、hirocが2010年6月18日 04:56に書いた記事です。

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