伊豆高原でお花見

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3月7日、上京中の実家の母と、Qたろ、私の友人と4人で伊東の温泉につかりにいってきた。
伊豆は温暖なことから、早咲きの桜が2月中旬から満開になる。
最初は友人が前から見たかったという河津桜を見に行こう!ともくろんでいたのだが、
どうやらすっかり散ってしまったらしい。今年は暖冬だったしね・・例年より早く終わってしまった。
大室山周辺の別の種類の早咲きの桜が見頃らしいので行き先は伊東に変更。

さて出発の日。
朝から大雨。がっくり。。これでは観光は無理だなぁ。
ゆっくり出発して早めに宿に入って温泉につかることにしよう。

東名厚木から小田厚へ。そのまま真鶴道路へ入ってしまうと
お昼を食べる適当なお店がないので、小田原の一つ手前のインターで下りて
蕎麦屋に行くことにした。もともと調べてあったお店だけど、お店の入り口に
長い間休んでいたことのお詫びが書いてあった。後でわかったことだが、店主が
癌の治療で長らく休業しており、2月に復活した直後だったらしい。
まだ休みがちな営業の中、その日あいていたのは、風と雨の中子連れで伺った
私たちはとても幸運だったといえる。

かき揚げ天ざるを注文。

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衣がサクサクでおいしい!良い仕事してるなぁ。
変わっていたのは、天ぷらに付いてきたのがただの塩でなく、コショーの入った塩。
抹茶塩はよくあるけど、胡椒が出てきたのは初めて。
付けて食べると、不思議なおいしさだった。

お蕎麦は細引きの白っぽい上品な味。つゆは濃い目。
少々コシに欠ける気がしたけど、のどごしは良く、全体的にバランスの取れた味だった。

Qたろは「暖かいおそば!」と言うので、かけを一人前注文。
機嫌良く食べている。

食べていると、せいろがもう一枚出てきた。
ええ?と思っていると、「茹でたてを召し上がっていただきたいので」とお店の方。
確かに、お蕎麦は時間がたつと水分が飛んでくっついてくる。
客が食べるタイミングを見計らって、2枚目のせいろが運ばれてくるのだ。
なんとも心遣いの行き届いたおそば屋さん。
しかし結構な量だ。わかっていれば、子供用に一人前いらなかったかも・・
とは無用の心配だったらしい。彼のどんぶりはほとんど空だった(笑)
それにしても、長い闘病の末に元気になられて、お店を再開されるまでに
快復したのはすばらしい。長く続けられますように。

伊豆半島に入る頃には雨は小降りになったものの、山側の道路では急に霧が立ちこめて
前の車もうっすらとしか見えないくらいの濃い霧の中での走行になった。
崖っぷちのカーブの先に道路が見えないのは、そこで道が消えているかのようで何とも不気味。

ようやく海岸線沿いに戻り、線路と平行の道路で見通しが良くなったところで
寝ていたQたろが突然「急行電車」とつぶやく。
寝言かな?とふと横を見ると、そこには「スーパービュー踊り子号」が併走しているではないか!
誰よりも先に気がつくところは、さすが・・・寝ていても好きなものにはアンテナが
働くのかもしれない。

3時には宿に到着、温泉につかって汗を流し、ビールで乾杯!
これはこれでとてーものんびりできて良かった。
運転してるとビール飲めないし。

最近大きなお風呂を克服したQたろは、露天風呂も一人で入れるようになり、
しがみついて離れない状態からようやく解放された。ちょっぴり成長が見られる。

次の日はすっきり晴天。
伊豆高原の駅前で桜祭りをやっていると聞いて行ってみる。
駅前通りは「おおかん桜」というソメイヨシノよりも少しピンクの濃い桜が満開だった。

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駅前広場では、伊豆急行のミニ電車乗車イベントをやっていた。
その名も「ちびっこミニ黒船電車」

「おかあさんと~」と言って一緒に乗ることをせがまれ、下りると「もう一回!」
空いているので、何度も乗せてもらえた。
次はおばあちゃんと、次はお母さんのお友達と。
何回か乗るうち、慣れてきたらしく「一人で乗る~」おお。これも成長だ。
他の子供達と一緒にとても嬉しそう。

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電車の向こう側に見えるのは足湯コーナー。お客さんは足湯につかりながら
広場中央のイベントを見学している。動物ふれあいコーナーなどもあり、
のどかな田舎のお祭りだった。

桜とミニ電車を満喫し、お昼は伊東の支那そば屋へ。
心地よい車の揺れで、眠ってしまったQたろ。
5回ぐらい電車にのったものね。
車を止めて、ラーメン屋に入っても起きる様子はない。
お友達に先に食べてもらい、抱っこして外で待っていてくれるというので
一人残って急いで食べる。
自慢じゃないけど私はラーメンを食べるのが早い。
熱いから上あごとかやけてべろべろになっても麺がのびるよりはマシ。

支那そばと煮玉子。うまかった~

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旅館の食事も悪くなかったけど、和食が続いた後のシメにラーメンは最高だわ。
その後道路脇のお店で干物を買って、うららかな春の日差しの中、帰途についた。

今回、Qたろは移動時はおむつで、宿ではパンツをはかせていた。
大人の便器ではどうか?と思ったけど、「おしっこ~」と教えてくれて
トイレに連れて行ってすることができて、成功率は高かった。
友だち曰く、やはり他人の目があると、できちゃうのかもしれないね。
家に戻ると、また成功したり失敗したりを繰り返している。
3歩進んで2歩下が日々が続く。

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お蕎麦もラーメンもうらやましーぞ(笑

ご一緒にお出掛けされたということは、お母様お元気なのですねーよかった!

Pちゃん遊びに来るだよ。おいしい蕎麦とラーメンご案内します(笑)

そうそう。母は動くと腰の痛みが強くて(高齢によるゆがみからくる)、痛みを和らげるために
東京の病院に通院することになったの。
今は新潟に帰っていますがまた来週来ます。
温泉で温めるのは良いらしいので様子をみながら連れ出そうと思ってるのよ~

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この記事について

このページは、hirocが2009年3月16日 11:28に書いた記事です。

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