今朝、2週間目の再診に行ってきた。
今日はまた別の先生が診てくれる。
診察台に寝かせられると、もうこらえられない。
力一杯抵抗しながら泣き出す。何もしていなくても・・・
歯の状態を見ながら、「あれ?これは何かしら」
ぐらついている歯の表面の膜のようなものを細い器具で引っ掻いている。
これはフッ素塗布のときに、衛生士さんが「何かしらね~」と言っていたが
結局その後の受診で何も言われなかったため、そのままになっていたものだ。
「最初に歯のぐらつきを指摘された時からありました」と伝えると
先生は「取ってみましょう」
はっ。
いいのかしら。大丈夫なのかしら。
前回のノリは大半取れてしまったが、前歯の付け根部分にまだ薄く着いていて
まずはそれを小さなのこぎりのようなものでガリガリやって、ポコっとノリを取る。
もちろん号泣だ。
さらに、歯の表面にある薄い膜をすくい、ピンセットで引っ張る。
スポっ!
まさに、スポっというかんじだった。
取れたのは、ストローをごく短く、4ミリぐらいに切った透明の筒状の代物だった。
何と歯にぴったりとかぶさったまま歯茎に食い込み、
透明だったため、今まで誰もそれが異物だと気がつかなかったのだ。
「アクリル素材のようですね。もしかしたらこれが原因で歯のぐらつきが
出ていたのかもしれません」
そ、そうなんですか・・・?じゃあ、外傷性というのではなく。
「歯に被さったままになり、歯を浮かせた状態だったために骨が吸収されたとも
考えられます。それにしても何でしょうねぇこれは。
こういう素材はレントゲンでは映らないんですよ」
はぁ・・・。
まず疑問に浮かんだのは、これが何か、よりも、今までいろんな人がみてくれたのに
なぜ誰もこれが異物だと気がつかなかったのだろうということだ。
ストローなどがちぎれて歯に被さったりすることは子供にはあるらしい。
ストローには青いラインが入っているのはそれを防ぐためだという。
ということは、こういうことは「あり得る」と小児歯科医なら知っているってことなんだ。
その情報が共有されていないってことなんだろうか。
して、この後は?
「これで様子を見て、成長が著しい時期なので骨も安定してくる可能性があります」
そうなのか。じゃあ健康な歯(の土台)を取り戻せるかもしれないんだ。
う、うれしい・・・・
ともかく異物を取り除いてもらえたのは本当に良かった。
しかし何でこんなものが。どこで歯にかぶったんだろう。
お皿にのった「その物体」を患部から取り出した腫瘍のように、
いまわしい気持ちで見つめてみるが、まったく思い当たるフシがない。
あまりにも、お手軽で何の悪さもしなさそうな「私はストローです」然としたところが拍子抜けする。
「念のためこれはこちらで今後のために預からせていただけますか。
参考に使わせていただきますので」
はいはいそれはもう。是非情報共有に役立ててください。
その後は、やはりお約束のノリ付けだ。
終了後はやはり汗びっしょり。
2週間後、もう一度レントゲンを撮って、骨の状態をみてくださるという。
小さい子供のこと、この原因を取り除いたことで急速に良くなる可能性もあるとのことだ。
「このままだとお正月にお餅食べられませんからね。
ぐらつきが治まってくれば食べられますよ。あと一ヶ月あるから頑張りましょう」
ありがとう先生。
口に手を入れないようにすること、歯磨きは特に前歯の歯肉のブラッシングを
しっかりすることなど注意を受け、帰ってきた。
光が見えてきたQたろの歯科治療。
これで安定するといいなぁ。
ストローね~。そんなこともあるんだね。
原因除去でばっちり治るといいね。(*^_^*)
ストローね~。そんなこともあるんだね。
原因除去でばっちり治るといいね。(*^_^*)