子供の頃、サンタクロースがいると信じていたのはいくつくらいまでだっただろう。
小学校に入る頃はまだ信じていたような気がする。
棚の上にプレゼントが隠してあっても、それは親が用意してくれているとは
思わずに、サンタさんが来て枕元に置いてくれるんだと、プレゼントには
気がつかなかったふりをした記憶がある。
その棚があったのは祖父母の家に住んでいた頃だからまだ4歳くらいのときだと思う。
その後サンタクロースはおとぎ話とわかって、がっかりしただろうか。
そんなもんだよね、と思っただろうか。もう遠い昔の記憶ですっかり忘れてしまった。
さて、2歳8ヶ月のQたろ。
今年はだいぶ言葉と状況が結びつくようになり、サンタクロースの存在も
理解してきた様子。もちろんお空からやってくると信じている。
保育園で覚えてきた「あわてんぼうのサンタクロース」の歌の
「エントツのぞい~て落っこちた。あいたたどんどんどん」ここのくだりが好きで
しょっちゅう歌っていたが、ある日天井を見上げて
「うちにはエントツないけどサンタさんどこからくるんだろうね」と質問してきた。
いい質問だねぇ。
たぶんお友達にもエントツのある家に住んでいる人はいないだろうけど。
ここら辺でエントツといえば銭湯ぐらいでしかお目にかかれない。
我が家のリビングの天井はイコール屋根なのだが、天窓から空が見える。
「うーん、天窓も開かないから困っちゃうかもね」「なんでぇ」なんてやりとりをしていたが
夜寝る前に、寝室の空気取りのダクトのようなものをじーっと見つめて
「ここからくるのかな」
直径20センチくらいあるだろうか。
確かにエントツのようなもので壁に添って向き出しになっている。
でも、空気の循環用なので出口がない。
どうやって出てくるのか悩んでいるようだった。
イブは例年どおり近所の教会にクリスマス礼拝に行った。
聖書のお話の間のクリスマスキャロルは一緒に歌いたかったようだが
なにせ知っている曲がない。きよしこの夜くらいは教えておくべきだったね。
帰りにキャンドルとローストチキンを買って、シャンパンとワインで乾杯。
プレゼントはトーマスの木製レールのセット。
非常に喜んで、毎日「つくって~」とせがんでは機関車を走らせている。
電動で動くおもちゃよりも好感が持てる。
サイズが少々大きいけど、なんとプラレールや江ノ電の幅も同じレール幅で
走らせられることがわかる。使えるなぁ。