9月14日(日)
のびのびになっていたお父ちゃんの両親の金婚式のお祝いに、
両親と、兄弟3家族がそろって修善寺に行くことになった。
どのぐらいのびのびだったかというと私が結婚する前に話が
持ち上がっていたということだから、かれこれ3年。
それぞれ忙しくてなかなかそろわないから、とにかく一度
温泉でもいいから行こう!ということになったのだ。
Oじろは泊まれない宿なので朝から預け、新幹線で行くことになった。
いつも「のぞみ」ばかりだけど、三島までなのでこの日は「こだま」。
(本当は「ひかり」だったけど一本乗り遅れてしまった・・)
もしかして300系に乗れるかな?と思ったけど、700系だった。
三島で京都から来た両親と待ち合わせて、伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換える。
他の兄弟家族は車で現地集合だ。
修善寺に行くのは初めて。伊豆は海辺しか行ったことがない。
仕事で下田に行ったときを除けば車ばかりだ。
山の中を走る伊豆箱根鉄道駿府線はローカルでのんびりしていた。
停車駅に近づくと流れるアナウンスが、ポンポーンというチャイムと
録音された女の人の声で、まるでバスに乗っているようなかんじだった。
意外に平地が広く、田園地帯が広がっている。ちょうど稲刈りが
始まったところだった。
お部屋が3つある広いコテージに4家族が泊まるというプランで、子供にとっては
ワクワクの一夜だったと思う。
中学3年、小学校4年と2年のお兄ちゃん達にまとわりつくQたろ。
もう一人中学2年のお姉ちゃんがいて、みんな小さいQたろを「かわいい~!」と言って
かわいがってくれる。
がしかし、全員DSを持っていて、それぞれで遊んでいるので、おミソのQたろは
なかなか仲間に入れてもらえない。
それでも構わず「なにしてるのぉ~?」と追いかけていたけど。
お正月でも、食事会でもそうだったけど、これがこの頃の子供の遊び方のようだ。
田舎育ちということもあり、外をかけずり回って遊んでいたおばさんとしては
ちょっとさびしい気もするが、外に出ると何をされるかわからない昨今の事情を
考えれば、仕方がないのかもしれない。
それでも、着いた日は体育館で卓球したりして遊んだ後、温泉に入り、
次の日はテニス。結構子供達も楽しそうに遊んでいた。
やっぱり身体動かすほうが楽しいんだよね。
そして何より、お義母さんのテニスがすごい。
今でも軟式テニスを楽しんでいるだけあって、ちゃんと打ち合っている。
うちの母と同じ歳なのに信じられないフットワーク!
子供達も「スーパーおばあちゃんだ」と口をそろえて感嘆の声をあげている。
すばらしい。
お兄ちゃんと足のサイズ比べ。でかい!と思うんだけど
中3で27センチって普通なのかしら。
部屋割りは、洋室を子供部屋、和室2つをそれぞれ男女でわけて使ったのだが
お母さんがいる部屋に子供が3人来たため、女子部屋はとても混雑していた。
昼寝もしないで遊びまくって電池切れを起こし、寿司屋から帰る車の中で寝てしまった
Qたろ。さすがに8時前に寝たせいか、夜中の3時頃起きてしまった。
「じゅーすのむぅ~」
と泣きながら、隣に寝ているお義姉さんの上によじ登っている。
あらら、お母さんはこっちだってば。
夜中に二人で起きだしてリビングでジュースを飲みながら(私はビールを飲みながら)
窓の外を見ると、ちょうど雲の間から満月が見えた。
「あ、おつきさまだ!」
喜ぶQたろ。
この日は中秋の名月。台風が西から近づいているということで雲でおおわれた空
だったが、ほんの短い時間、姿を見せてくれた。まんまるで、少し輪郭がぼやっと
していたけど、とてもきれいだった。その後すぐにかすんで見えなくなってしまった。
次の日はお昼にみんなと分かれ、私たちは両親とともに熱海へ移動。
三連休の最終日に花火大会があってそれを見がてらと思って取った宿が
意外と良かった。
海に面した丘の中腹に建つ7階のお部屋から真っ正面に花火が見えたのだ。
お部屋にはベランダがついていて、そこに出れば迫力も満点。
足の悪いおじいちゃんも椅子に座って鑑賞できて良かった。
熱海駅で、乗ってきた踊り子号と下田から来た踊り子号が連結する様子。
ホテルにはスパがあり、おばあちゃんと二人でエステでマッサージ。
その間、じいちゃん、父ちゃん、Qちゃんの男三人は温泉へ。
帰ってからも、露天風呂のことを思い出すのか「おじいちゃんとお外のおふろはいったの」
「おばあちゃんといっしょに花火みたの」と、時々つぶやいている。
帰りはおばあちゃんたちが京都方面の新幹線に乗るのを見送った後
東京行きの新幹線のりばへ。念願?の300系ひかり号に乗って帰ってきた。