北陸の旅

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2月の最終日、金沢に行ってきた。
毎年恒例の父ちゃんの出張。

この温泉宿はQたろ連れて来るのはもう3度目。
用意してもらった作務衣もちょうどいいサイズになってきた。
今年は丹前も着てみたけど、これはまだ二人羽織みたい。
あんぱんまんスリッパをはいてご機嫌。

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到着の時に出してくれる栗蒸しようかんをぱくぱく食べてしまい
おなかがふくれてあまり夕ご飯は進まなかった・・・・
せっかく特製おじやを作ってもらったのにもったいない。
でも自家製の栗蒸しようかんおいしいんだよねぇ。

次の日の朝ご飯はしっかり食ってた。

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チェックアウト後、金沢市内へ。
ちょっと気になっていた21世紀美術館に行ってみる。
広い芝生の庭に生えているラッパのようなオブジェ。館内のどこかのラッパと
糸電話のようになってつながっていて、話ができるらしい。
別のところまで行ってためしてみたけどハズレであった。

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お散歩がてら、道路を渡ったところにある兼六園へ。
前々日に降った雪が意外と残っていたけど、とても暖かい日で
梅が少しほころんでいた。

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小さな川のせせらぎがきらきらきれいで、水の流れにうっとりと見入るQたろ。
水をみるとなかなか動いてくれない・・・水に濡れるのはきらいなくせに・・

兼六園にはこのようなせせらぎがいくつかみられ、
川と池とが調和した名園だ。
はて?水はどこから来るのだろう。
この庭園は市内の平らな土地の小山の上に造られている。
どこからも流れを引き込めるような水脈はないはずだ。
しかもこんなに立派なお庭。誰の庭だったんだろう?

帰り道、Qたろの手をつないで歩きながら、池をのぞき込み
やはり子供相談室に聞くしかないか
なんて話していたのだが、その答えがなんとタイムリーに
帰りの飛行機の機内誌に載っていた。
それによると・・

前田家は、3代利常に、2代将軍・徳川秀忠の次女「珠」の輿入れを受け
その珠に従う者達のために、金沢城に隣接した外郭、後の兼六園の地に
「江戸町」が造られた。珠が物故し、やがて空き地となる。
度々の大火に見舞われたこともあり、犀川(さいかわ)の水を市内に引き込み、
用水とすることは、藩の悲願でもあった。その用水として10キロ流下する
「辰巳用水」として完成し、そこから「逆サイフォンの原理」で城中に用水が送り込まれた。

・・ということだ。
ふむ。逆サイフォン式。よくわからないけど、お城から10キロ離れた川から水を引いて
いったん下に落ちた水を上に引き上げるとは、昔の技術としては
すごいことだったんじゃないだろうか。
さすが加賀百万石だよねぇ、とあまり根拠のない感慨にひたってしまう。

お昼は、移動も大変だし美術館に戻ってレストランで食事にした。
さすが現代美術館。子供用の椅子もおしゃれ。

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ビュフェ形式の前菜とパスタをいただいたが、前菜はワインに合いそうな
ものばかり。手の込んだ料理が並んでいた。豆のスープもおいしくてQたろも
キッシュやパンをもりもり食べていた。車だったから飲めずに残念だったなぁ・・

日比野克明のらくがきのような壁画の前でにっこり。
小松空港に向けて金沢市を後にした。

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このページは、hirocが2008年3月 6日 07:10に書いた記事です。

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