Qたろが最近はまっているもの。飛行機。
11月にプーケットに行ってからこっち、飛行機に目覚めてしまったようだ。
近所を歩いていて上空をヘリコプターが飛んでいると
「ひこっきー!ひこっきー!」と指さして、家並みの間から見えるまでじーっと
空を見上げている。この辺りは、ヘリの通り道になっているのか
夕方はよくヘリコプターが飛んでいる。
夜はライトの点滅もよく見えて「ひこっきー!ぶんぶん!ぴかぴかー!」と大騒ぎだ。
「ヘリコプターね」と言っても、しばらくじーっと考えている(らしい)が、
聞かなかったことにして「ひこっき」とボソ。空を飛ぶのは全部「ひこっきー」。
1歳になった頃に、四つ足動物を全部「わんわん」と言ったのと同じようなものだろう。
とりあえず、「そうだねヘリコプターだね、ぶんぶん」と応えるようにしている。
ヘリコプターを飛行機というのはあながち間違いとも言えないけど
クジラやトビウオの絵を見て「ひこっきー!」と言うのは、どう訂正してやればいいか
ちょっと微妙だ。特にシャチの絵なんて、飛行機そのものじゃん!と言いたくなる。
しかもトビウオは飛ぶし・・・
お正月に「ひこうき」という小さいサイズの絵本を買ってやった。
もう、大喜びで、ずーっと見入っている。
ぐずって機嫌が悪くなりそうなときなど、すかさずこの本を渡すと、
にこーっと笑って「ひこっき」。
車で長時間移動するときなど、後ろの座席に一人でチャイルドシートに乗っているから
飽きると騒ぎ出す。そのときはこれ!渡せば30分は持つ!という特効薬となってくれる。
なので何かに夢中になって手放したときに、すかさずカバンに入れて持っておく。
すると何かあったとき「ひかえおろう~」と差し出したときに「はは~」となる。
「あなあなー(ANA)」、「だるぅ~(JAL)」、「あどぅー(Air-DO)」はすぐに言うように
なった。その後、「きくぅー(気球)」、「ひっこーせん(飛行船)」も区別がつくようになり
さあ残すは「ヘリコプター」だ。
1月の3連休の日曜日、ものすごく寒かった日に羽田空港の対岸にある海浜公園に
飛行機を見に出かけた。暖かい季節しかきたことなかったから、いつも駐車場が混んでいる
印象だったのに、第一駐車場ですら数台しか止まっていない。さすが冬だからかね、と
公園に降り立つと、寒風がびょおおおおおおおおおお。海風ぇぇぇ、さ、さぶっ!
ボードウオークの下は砂浜になっていて犬の散歩に来ている人がちらほら。
夏はここで泳がせている人もいる。ここに立っていると、数分に一機というペースで
どんどん飛行機が飛んでくる。
この日の風向きでは、ちょうど離陸した飛行機がこちらに向かって飛んできて
公園の少し手前で右に旋回していくというルートだった。
かっこいいなぁ・・・でも、寒いなぁ・・・
寒さがへっちゃらな子供のこと、いつまで見ていても飽きない。
と、大人二人は寒さに震え(Oじろすら寒そうだった)
空港に行って暖かいところでお昼でも食べて、近くで見せてあげよう。というアイデアで合意。
第2ターミナルの駐車場に入れ、レストランで熱々のうどんを食べ、ようやくひとごこち
ついたところで飛行機を見ようと展望エリアへ行くと、ガラスの内側からだと
飛び立つ飛行機しか見えない!しかたなく、寒風吹きすさぶ展望デッキへ。
「おおおー!ひこっきー!」Qたろ大興奮。
金網にへばりついて離れない。
もう大人の方が寒さにたまらず抱っこして中に入ろうとすると、
「あっかい!あっかい!(もう一回)」とせがむ。
じゃあもう一つ飛び立ったらね、あっかい~!ひこっきー!という会話を
何度繰り返したことか。
結局その後も10機ほどの離陸につきあわされるハメになった。
ポケモンジェットが離陸するところ。
これもひこうきの本に載っているので「ぴっかとゅー(ぴかちゅう)」と最近では言うようになった。
冷え切ったQたろ。熱も出ず、元気バリバリだったけど
この日から豪快なハナタレ小僧になってしまった・・・が、
中耳炎にはならずに済んでよかったわ。
さてさて、いつまで続くかこの飛行機熱。