2007年12月アーカイブ

南の島最終日

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南の島最終日。今回の旅ではQたろのボキャブラリー増加がおもしろかった。

ひこーき...成田からずーっと
じょーしゃん(ぞうさん)...タイのシンボルの動物。たくさん見るから覚えたかな。
ぼーし...麦わら帽子で覚えたらしい

そしてとうとういえるようになった。「おかーさん」!!
我が家では父ちゃん・母ちゃん(またはお父さん・お母さん)と言うようにしている。
どうも、パパママという柄ではない・・・気がするため。
でも保育園では「ママのお迎えよ~」とか「パパと一緒でいいわね~」なんて言われるから、
彼なりに混乱していたのかもしれない。他の子達がパパ・ママと言うようになる中で
時間がかかるのだろうなぁと思ってはいた。でも、ママとお母さんが同じであることに
気がついたらしい。とうとう「おかーさん」と・・・うるうる

あと、しばらくおーちゃんに会わなかったからか、部屋で
「おーちゃん、いないねー」と言ったのは驚いた。おおお!二語だっ!
「あーあ、おったったー」とあまり違いはない気はするが、でもちょっと感動。

よく利用させてもらったホテルのキッズルーム Chang Noi。
Chang Noi とはタイ語で子象という意味。
滑り台を登ってボールの中に飛び込めるようになっているコーナー。
最初はボールがたくさんありすぎて怖がって入れなかったのだが、
(たぶんふにゃふにゃの感触が気持ち悪かったに違いない)
その下には床があることが確認できるとボールの海でも平気で遊べるようになった。
砂浜の下も床があれば歩けるのかもしれない・・

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そして最後の海。
父ちゃんと海に入るのはいつも夕方ばかりだったけど、最終日は仕事もなく
明るい時間にちゃぷん。やっぱ昼間の海は色が違う。どこまでも澄んでいてうつくしー

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やっと砂浜も少し歩けるようになり、海に慣れたところで帰国になっちゃった。
またの機会を楽しみに。

おしまい

南の島(3)

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毎日日差しは強く、プールサイドやビーチにいられるのは
午前中の涼しいうち1時間くらい。ホテル内にキッズルームがあって
暑い時間はそこで遊んだりしていた。そこも楽しいけどやはり南の島の
楽しみはプールとビーチ。

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ダイビングの講習をやっているのをじーっと聞いていたら
インストラクターからフランス語で何か話しかけられていた。
君もやる?とでも言われたんだろうか・・・Qたろだけが知っている。

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ちなみにプールも号泣。水に入ると怖くてしょうがないらしい。
プールサイドに近づくのもためらっていたくらい。
プールサイドの水がちゃぷちゃぷするヘリに座って遊ぶというのはかなりの進歩。

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ビーチボールがたくさんころがしてあって「バーン!」と言いながらうれしそうに
プールに投げていた。

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このホテルではベビーシッターサービスがあって、あらかじめ予約しておくと
シッターさんが来てくれる。ルームメイドさんのアルバイトみたいなかんじだ。

そのサービスを利用して母はいざスパへ!スパもホテル内にある。
オイルのボディマッサージとフェイシャル。とろけます。気持ちよかった。
つるつるすべすべになって部屋に戻ると、涙目になりながらシッターさんに
抱っこされているQたろ。ちょうどお昼寝している間にシッターさんの
時間になったため、目が覚めると母ちゃんはいない。
かたわらには知らない言葉を話す知らないお姉さん。
「ここはどこ!あなたは誰??」状態。
戻っても、すねてしばらく口をきいてくれなかった・・・や、じつは明日も・・あのその

ホテルの宿泊客はヨーロッパ系の人が多かった。ファミリーも多いし
年配のご夫婦という組み合わせもたくさん見たけど日本人には遭遇しなかったな。

Qたろが歩いている姿はほほえましいらしくいろんな人に声をかけられる。
ホテルの人なら「サワディカー(こんにちは)」
ホテルゲストはだいたい英語だけど、「ボンジュール」も結構聞いたな。
Qたろには言語が違うことわかっているのだろうか。
すべて「おっ!」「はい~」「ばぃば~い!」で対応していた。

他の子の浮き輪をちょっと借りてなにやらおしゃべりしている・・・でも水に入るわけではない。

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そして夕日は美しい。
写真ではうまく色が出ないのが残念だけど、ほんとに朱色であざやかだった。

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つづく

南の島(2)

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朝のお散歩。ホテルの前のビーチ。
まだ起き抜けでぼーっとしているQたろを砂浜の上におろしてみる。
ちょっと固まっている。

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ぺたぺたと歩いてみる。でも、ほんの10歩ぐらい。

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なぜか固まり、もう歩けません、「あ!あ!あ!(抱っこ~!)」となってしまう。

海はあまり経験がないので広すぎて不安になっちゃうんだろうか。
白い砂浜とエメラルドグリーンの海。
東京湾や相模湾の海しか見たことないもんねぇ・・・

砂浜じゃないところまで来ると、「あ!あ!あ!(下りて歩く~!)」
ジェスチャーが違うだけで抱っこも下りるも「あ」。懇願の声音で。

散歩の後、レストランで食事。失敗したのはお食事エプロン。
冬の東京のままつい長袖を持って行っちゃった。

フルーツ天国のタイ。日本では旬が終わってしまった大好きなスイカを
また食べられてご満悦。

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心配していた食事。タイ料理というとスパイシーまたは甘辛で
辛いもの好きな私にとっては「辛くておいしい」という印象しかない。

でも、辛くするのは唐辛子のお醤油漬けとかをトッピングする
方法を取られることも多いため、スープや麺類などはだいじょうぶだった。
タイ米でも白いご飯好きなQたろはもりもり食べてくれたし、朝のバイキングには
雑炊とかスープ麺などがだいたい用意されていた。
たぶん中華料理も同様に何かしら食べられるものがあるだろうな。
ご飯があるアジア圏はやっぱいいな。かくいう私も朝のバイキングは
洋食コーナーには目もくれず、タイ料理ばっかり食べてた。
もちろん唐辛子のお醤油漬けをトッピングして。うしし。

朝からお父ちゃんは仕事で会議場に行ってしまうので、夕方までQたろと
自由時間。普段帽子はきらいですぐ取っちゃうけど、さすがに日差しが暑いからか
部屋を出るときには「ぼーしー!ぼーしー!」と言ってかぶろうとするようになった。

水着を着てプールサイドで「ジーシんな~(ジュース飲む~)」

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夕方お父ちゃんが帰ってきて、みんなでビーチに。
抱っこして海に入れると号泣していた。この日は結構波もあって
確かに怖かったかもねぇ。もちろん砂浜もぜったい素足でなんて歩けないし
逃げようがない。

椅子に座らせるとしばし放心クンになっていた。

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夕日がきれいだった。
たそがれるQちゃん。やはり SINGHA はかかせません。

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つづく

南の島(1)

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11月の最後の週、ビッグイベントがあった。
Qたろ連れての初めての海外旅行。
タイはプーケットに行ってきた。

11月25日(月)
朝出発の便で、所要時間6時間半。バンコックで乗り換えて1時間。
家を朝7時過ぎに出発し、現地に着くのは10時間後ぐらい。そんなに長い時間
移動したことはない。ドキドキ。

親の心配をよそに、ご機嫌なQたろ。成田のロングタームパーキングに車を入れて
送迎車でターミナルへ移動、そして出国手続き。ラウンジで朝ご飯。
うどんをもりもり食べる。和食はしばらく食べられないからねぇ。
和食好きのQたろにとってタイの食事はどうなんだろう。

未知の世界だし、こと食べ物に関しては準備できることってほとんどない。
ベビーフード食べないし・・
せいぜい飲み慣れたジュースと、レトルトのコーンスープなどは
保険のために荷物に入れた。

飛行機は国内線で乗っているけど、最後に乗ったのは3月の札幌だから、
だいぶ様子が違う。

まず3月の頃との大きな違いは歩けるようになったこと。
6時間半のフライトのうち最後の1時間寝ただけだったので、
その間はお父ちゃんと交代で機内の通路を行ったり来たり。
散歩にもつきあわなければならなかった(疲)

次に大きくなって動きも激しいこと。
これまで7回のフライトでは、抱っこしてQたろ用の座席は取らなかった。
もちろん国内線で一時間半以内だし、抱っこでも問題はなかった。
今回は長い時間だし、座席なしではつらいだろうということで、Qたろ用にも
席を確保した。大人と運賃それほど変わらないんだね~
TV画面だのコントロールの機械類だの、興味津々のおもちゃがいっぱいあって
興奮することしきり。食事のときなどを考えてもやはり座席確保したのは正解だった。

TVのコントローラが肘掛けから生えているんだけど、電話だと思ってもしもしするQたろ。

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もう一つ、言葉がはっきりしゃべれるようになってること。
飛行機の機体を認識するようになり、飛行機を見ると嬉しそうに
「ひこっきー!」と言ってるし。
成田で突然飛行機を指さして「ひこっきー」。いつ覚えたんだ~!?

さて機内。ベビーミールをあらかじめ予約してあったのでQたろの分も
ご飯をもらえる。

お弁当箱を開けると、そこには「ひこっき~!」
嬉しそうにお弁当箱を指さしながら連呼。
メニューは、コーンスープ、野菜ゼリー、バナナ、菓子パン、イオン飲料。
コーンスープ大好きだからラッキー♪

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でも菓子パンはいまいち。バナナのブームは去っているので一口食べたのみ。
あとはリンゴジュースをもらって飲んだ。
ご飯好きな子供にはおにぎりが入ってると嬉しかったなぁ。

というわけで、おにぎりは成田で2個仕入れてあったものをバンコック空港の
乗り換えのときに食べさせた。これでしばらく日本のご飯とはお別れだよぉ。

乗り継ぎ便もほぼ満席(ジャンボが飛んでるなんてさすが)。
座席は真ん中の4席のうちの3席だった。窓際3席なら気兼ねが
ないのになぁと残念に思いながらちらっと見ると
お隣に白髪のおじさん(かなり年配の方でたぶんアメリカ人)
様子からはどうやら仕事らしい。
おじさんが読んでる新聞に興味津々のQたろ
乗り出して手を出そうとする。ああ・・やっぱり。

「すみません~」と言うと、ニコニコと「構いませんよ」と応えてくれる。
「いくつですか?」「一歳8ヶ月です」なんて会話をちょっとかわし、
その端々から隣が子連れだったことをそれほど不運に思っている
様子ではないみたいでホッとする。
離陸して水平飛行になると、飽きてきたQたろがまたおじさんに
ちょっかい出しそうになったりして、止めると怒ったりするもんだから
まったく落ち着かない。恐縮していると
「I was one year old before.(僕も1歳だったときがあるよ)」

笑うとシワがいっぱいのおじさんはメガネの下からいたずらっぽい目で
言った。どうやらまじめな顔で冗談を言うタイプの人のようだ。
なるほど、60年以上前に違いないけど、確かに。
誰だって1歳のときはある。気にしなくていいさ。そんなかんじ。
なんとなく肩の力が抜ける言葉だった。

夏に新幹線に乗ったときにQたろがぐずった際、
日本の男性陣(女性も含む)から浴びせられたツメタイ視線(&ため息)
に比べてなんて寛容なんだろうと暖かい気持ちになった。
まぁ、時と場合があまりに違うから単純に比較はできないけど、一般的に
日本で公共交通機関を利用する際、子連れやハンディキャップの
ある人にはあまりやさしくない。みんな一歳だったことがあるのを
忘れて、急いでいる。

到着してさよならを言うとき
「He behaved very well(すごくいい子にしてたよ)」とウインクしてくれた。
ありがとうおじさん。

到着は現地時間夜7時(日本時間9時)過ぎ。時差が2時間ある。
暖かい~
たいして寝てないのに大変元気なQたろ。トラベラーハイ?(そんなんあるかな)
荷物が出てくるのを待っている間、いないないばーしながら
ぺたぺたと裸足で歩き回っていた。すでに現地の子供のようだ・・

P1010269.JPG

車で一時間でようやくホテル到着。長い一日だった。

つづく

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