子供にしか見えないもの

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美容室でQたろのヘアカットをしてもらった次の日、私ものび放題の髪を半年ぶりに
カットしてもらうべく美容院へ行った。
これで親子三人同じ美容師さんに担当してもらうことになる。

カットしてもらっている間自然と子供の話になるが
彼女のお嬢さんはもうすぐ2歳。Qたろより8ヶ月お姉さんだ。
保育園にお迎えに行くと、Qたろも一つ上のクラスの子供達と一緒に遊んでいることが
多く、そんなときは上の子達と顔をあわせる。
私はもうQたろのママとして顔が割れている。

よく話しかけてきて、8ヶ月たつとあんなに人間らしい会話が
はたしてQたろにできるのだろうか?と思うぐらい大人びて見える。
女の子は早いっていうけどそういうことなのだろうか。

それだけに、お話のエピソードがやはりたくさんある。

その子がある夜、窓の方向を見て
「ママ~お兄さん笑ってるね~」と言うのだそうだ。
お母さんにはもちろん何も見えない。え、そーお?とか適当に受け答えしつつ
こわいこと言わないでよと思いながらその場は流し、しばらくするとまた
「ママ~お兄さん、まだ笑ってるね~」
うちマンションの4階なんですよねー・・・
ううう。

本来、育児的にここで注目すべきは、「まだ笑っている」の「まだ」という時間の観念を
すでに理解してお話していることなんだけど・・・

Qたろも時々天井とかあらぬ方に向かって指を差して「おっ」とか「あったんなー」とか
ごにょごにょ言ってることがある。Qたろにも何か見えていて、まだ言葉にできない
だけなのかもしれない。

何もないはずのところをじっと見るのはもっと月例が小さいときからあった。
私はそういうときは守護霊でも見えてるんだろうと思うことにして
「いつもありがとうね」とか「どうもどうもお世話になってます」と言っておこうね~と
Qたろには言って気を紛らわすことにしている。

そういえば、Oじろも幼い頃、暗い部屋に向かって「ううううう~」と唸ったりすることがあった。
最近はないな。外の音に反応してほえたりはするけど、部屋の隅の暗がりに
むかって唸ることはなくなった。犬も大人になるとそういうの見えなくなるのかな。

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このページは、hirocが2007年7月13日 14:12に書いた記事です。

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