昨日はSony CSLの20周年シンポジウムへ行ってきた。
社長の所さんはこれからの研究の方向性として、オープンシステムサイエンスを掲げている。WIDE20周年イベントのキーノートでも同様の話があったので、簡単にまとめておく。
20世紀の研究の多くは、研究対象を分解し個別要素を理解しようとする還元主義的アプローチだった。しかし、20世紀末には還元主義的アプローチが適用できない複雑系科学が出てきて、複雑な現象を複雑なまま理解する姿勢が必要になってきている。
21世紀の科学の大きなテーマとして、複雑な開放系システムの動的で複雑な挙動にいかに取り組むかが上げられ、そのためには全く新しい科学へのアプローチが必要になる。
ここでは、要素に分解できないだけでなく、系を止める訳にはいかないので動いている状態で観察や実験しなければいけない。そのためには、科学者は従来の純粋科学の枠を越えて、工学や管理運用といった部分を含んで考えなければならない。このような取り組みをするには、オープンコラボレーションが必須になるだろう。
このようにまとめてみると、これはまさにインターネット研究者がやってきていることに重なる。
コメントする